星猫の森図書館

図書館が大好きです。

すっかり寒くなりましたね

私の住む関西地方はすっかり寒くなりました。先日東京に行っていたのですが、東京はとたも暖かく秋のような装いで歩けましたので、新幹線移動後に震え上がった森です。こんばんは。

日曜22時の図書館だよりです。

 

東京に行って、念願の江東区深川図書館へ行ってきました。

 

上野の国際子ども図書館を思わせるような古風な建築が素敵な、風情ある図書館でした。f:id:chirolll:20231217184234j:image

図書館の前の公園にはたくさんの親子連れが遊んでいて、街は自転車で行く人も多く、活気のある街並みでした。東京に行くたびに、下りる駅によって様々な顔があることに驚かされます。まあ全国どこでもそうだとは思うのですが、とにかく東京は人が多い印象です。各図書館もきっと利用者層が少しずつ違って、それぞれに工夫があるのでしょうね。街と図書館についてまた少し考えるきっかけになりました。

ここのところ、勤務館に欠員が出たこともあり業務に追われていて、少々体調を崩していました。予定していた東京行きも少し迷ったのですが、なんとか動けそうな状態だったため旅立ちました。結果として、行ってよかったと思いました。

旅した先で図書館に行くと、すっと癒されるのがわかります。あの静寂な空気の中で、本を読む人たちの間を歩き、書架を巡って気になる本を探す。その時間が私を何より浄化してくれるようでした。不思議なものです。あまり旅先で本を読んだりはしないのですが、気になった本は検索機でレシートをいただき地元へ帰ってから借りたり買ったりすることもあります。

落ち着く図書館はたいていカウンターの人がひっきりなしに対応し続けることのない穏やかな人出の図書館で、学習先にもちらほら空きがあったりと余裕があり、書架は8割程度に整えられ、取捨選択がなされてなんと表現すれば良いのか、何となくですが本が生きている感じがします。単に好みの本が目につきやすいだけなのかもしれないですが。徐架除籍と新しい本の受け入れが適切にセンス良く為されているかに影響されるのでしょう。どなたかの言葉で「棚を編集する」と聞いたことがあります。何を車庫にしまい何を除籍するかは悩ましいところであり司書の腕の発揮されるところだと思います。私自身も、居心地良い魅力的な書架を作れるように意識していたいと思います。

 

では、本日はこのあたりで失礼します。

(973文字)